これまで一般に建設・地質コンサルタント業界で「クライミング調査」と呼ばれていたもので、 簡単に言うと「ロープ使って行う急崖斜面・法面の調査」を指しています。
クリフラボの場合、岩壁・崖・急斜面の落石源(浮石・転石)や崩壊・崩落、のり面の変状が調査対象であることが多いです。
なお、法律上は平成28年に労働安全衛生規則において定義された「ロープ高所作業」に該当します。
ロープアクセス調査のロープアクセスは「ロープを使って目的地に安全に到達する」ことであり、SRT(シングルロープテクニック)という技術体系が基となっています。
SRTのルーツは欧米の洞窟探検にあり、その名の通り、深い竪穴洞窟を一本のロープで上り下りするための技術です。
そして現在、SRTは土木建設業界を中心として、用途に合わせ、技術・機材の両面で様々に発展を続けています。
欧米ではそうした技術・行為を一般的に「ロープアクセス」と呼び、業界団体・関連企業等によって統一的な資格制度の整備や技術・機材の規格化が進んでいます。